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La Japana Budhano" n-ro 201 (1984)

柴山全慶

前掲、英国のヨクソン師の活動に呼応して日本に柴山全慶師が出られたことは何としてもうれしいことであった。

柴山師は、明治27年1月30日愛知県の地主の家に生まれ14歳の時、臨済宗妙心寺派の僧籍に入り、後学問のために京都に上り、初め関西大学に入学したが中途志をひるがえして南禅寺の河野霧海師の門に入った。大正年間、塔頭慈氏院に入寺、翌年エスペラントの学習を始めた。昭和5年十牛図をエス訳し、"La Dek Bildoj de Bovpaŝtadoj"と表題して化仏社から出版した。昭和6年には大宰不二丸、稲田連氏らと協力して「日本仏教徒エスペラント連盟」を結成した。

(浅野三智)


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